審判って面白い!
未来の教員が
ピッチで学ぶこと

  • 教育学部 学校教育課程4年 出倉 一渉さん(福井県立羽水高等学校 出身)

 サッカーが大好きな出倉さん。中学1年生のとき、サッカー部の顧問の先生に声をかけられたことをきっかけに、選手としてだけでなく審判員としてもサッカーに関わり始めました。
 審判員に求められるのは、どんな状況でも冷静に、そして公正?公平に判定していく力。試合中、選手から厳しい声をぶつけられることもありますが、競技規則にのっとり、毅然とした態度で試合と向き合います。
 サッカーは、選手と審判が共に1つのゲームを作り上げていくスポーツです。出倉さんは経験を重ねる中で、自分の一つの判定が試合の流れを大きく左右することを実感し、そこに審判としての楽しさを見いだします。「審判って面白い!」― ― そう感じられる瞬間が、大好きなサッカーと関わり続ける原動力になっています。
 教員を目指す出倉さんは、数々のFIFAワールドカップでも活躍した日本を代表する元国際審判員である西村雄一氏との出会いから「教員と審判員は似ている」と学び、双方に共通する“相手を受け入れる姿勢”を大切にしているそう。理想とするのは、選手がプレーに集中し、ストレスを感じさせない試合。公平なジャッジを心がけ、教員との両立、そして福井県では数少ない1級審判員の取得も視野に入れながら高みを目指し続けます。